ボウリングの投げ方の種類を完全解説!初心者から上級者まで使える練習法も紹介

ボウリングの投げ方の種類を完全解説!初心者から上級者まで使える練習法も紹介

ボウリング知識

1. ボウリングの投げ方の種類を知って基本をおさえよう


1.1 ハウスボールで身につける、基本のストレートボール

ボウリングを始めたばかりの方にとって、まずマスターしたいのは「ハウスボール(ボウリング場に常備されている一般用のボール)」を使った自然なストレートボールの投げ方です。

ハウスボールは指穴の位置やサイズが固定されているため、自分の手に完全にフィットしているとは限りません。そのため、無理に回転をかけようとするとケガの原因になったり、フォームが崩れたりすることがあります。

初心者のうちは、無理にボールを曲げようとせず、**「まっすぐ転がすこと」**を目標に練習するのが効果的です。

ストレートボールの基本動作(ハウスボール編)

・腕をリラックスさせ、自然に前後に振る
・手のひらは投球方向に向け、ひねらずにまっすぐリリース
・親指が先に抜け、指が自然に後から抜けるようにする
・歩幅やタイミングにムリのない助走でバランスを保つ

ポイントは、「スムーズなスイング」と「狙った方向にまっすぐ投げる意識」です。指先でボールを引っかける必要はなく、自然に押し出すような感覚で構いません。

よくある初心者の失敗と対策

  1. リリース時に手首が動きすぎる

  → 手首を固めすぎたり、不安定な角度で投げると失敗しやすくなります。力まず、リラックスした状態で自然に振ることを意識しましょう。

  1. 投げたボールが左右にブレる
     → スイングがまっすぐに振れないと、狙いが定まりません。レーンの板に沿うようなまっすぐなスイングを心がけましょう。
  1. ボールが床に強く落ちてしまう
     → ボールが重すぎたり、指孔のサイズが合っていない場合、ボールが「ドスン」と落ちてしまいます。指孔は緩すぎないボールを選び、また親指は根元まで、中指と薬指は第2関節までしっかりと入れてください。

ストレートボールが役立つ場面

・スペア処理(1本や2本残り)
・ポケットヒット
・コントロールを重視した安全なプレー

ストレートボールは「狙った方向にしっかり投げられる」ことが最大のメリットです。初心者にとっては、派手な回転よりもまず「まっすぐ」を身につけることがスコアアップへの第一歩になります。

2 .マイボールで挑戦!曲がるボールの魅力と回転の基本


ハウスボールでコントロールの基本が身についたら、次のステップとして「曲がるボール」にチャレンジしてみましょう。ただし、ハウスボールでは指穴の位置やサイズが合っていないことが多く、無理に回転をかけると手首や指に負担がかかり、正しい回転が得られないだけでなく、ケガの原因にもなります。

曲がるボールに挑戦する際は、自分の手にフィットした「マイボール」を用意することが大前提です。

曲がるボールを使うメリット

マイボールで曲がる投げ方を身につけると、ボウリングの戦略性とスコアの可能性が大きく広がります。

  • ストライクが出やすくなる
    ボールが斜めからポケットに入り、ストライクの確率が上がります。
  • ピンアクションが強くなる
    ハウスボールとは異なる素材でピンアクションが強くなります。
  • レーン状況への対応力が増す
    オイルゾーンとドライゾーン、オイルの壁を利用してストライクコースの幅を広くすることができます。。

回転の仕組みとボールの動き

曲がるボールを投げるには、「回転の向き」と「回転数」の理解が必要です。

  • 回転の向き(軸)
     手のひらを適度に内側へ向けながら(握手の形)、指先で自然な横回転を加えます。
  • 回転数(リリースのスピード)
     親指が先に抜けたあと、中指と薬指でリフトを効かせることで、回転数が増え、より大きな曲がりになります。

※フックを投げる場合でも、無理に「ひねる」動きはNGです。回転はあくまで親指と中指・薬指がボールから抜ける時間差の結果として自然に生まれます。

よくある初心者のつまずきポイント

マイボールで曲げ始めたばかりの方が陥りやすい失敗には、以下のようなものがあります。

  • 無理にひねってしまう
     → 手首を必要以上に回すとケガや不安定な回転の原因に。スイングは自然に、回転は指と中指・薬指がボールから抜ける時間差で。
  • フォームが崩れる
     → 回転に意識が偏ると、歩幅やスイングリズムが乱れがちです。あくまで軸を意識し、安定したフォームを第一に。
  • 思ったほど曲がらない
     → 手の向きや指の抜け方が原因の場合が多いです。動画で確認すると改善のヒントになります。

練習のコツ

最初から大きく曲げようとせず、「少しずつ角度をつけていく」のが上達への近道です。

  • フックポイント(曲がる位置)を観察する
     レーンの端の方がオイルが少なく曲がりやすくなっています。
  • 狙うスポットを意識的にずらす
     立ち位置や狙うスパットを少しずつ調整して投球の幅を広げましょう。
  • スピードと回転のバランスをつかむ
     速すぎると曲がりにくく、遅すぎると失速します。自分の適正スピードを見つけるのも大切です。

まとめ:

ストレートでしっかりとコントロールできるようになったら、自分専用のマイボールで曲がるボールに挑戦することで、ボウリングの楽しさが一段と広がります。無理をせず、段階的に練習を重ねて、理想的なフックボールを目指していきましょう。

2.1 ナチュラルフック(初心者が最初に覚える回転の投げ方)

曲がるボールに挑戦したいけれど、フックボールは難しそう・・・そんな初心者の方におすすめしたいのが「ナチュラルフック」です。これは、力まず自然な手の向きで投げることで、ボールに適度な横回転がかかり、少し曲がる投げ方です。ストレートボールとカーブボールの間に位置する、最初に習得するべき「回転のある投げ方」といえるでしょう。

ナチュラルフックの特徴と利点

ナチュラルフックは、スイング中からリリースまで、手のひらを常に内側(自分の体側)に向けておくだけで、自然な横回転がボールに加わります。ひねったり、無理にスナップを効かせる必要はありません。

これにより、以下のようなメリットが得られます。

  • 自然にボールが曲がるようになる
     ストレートよりもピンに角度をつけて当たるため、ピンアクションが出やすくなります。
  • 身体に無理のないフォームで投げられる
     手首を返すなどの難しい動作がなく、安定したスイングを保ちやすくなります。
  • 将来的に「大きなフックボール」へ発展しやすい
     フォームの軸を崩さずに、回転の感覚を身につけられるため、次のステップへの橋渡しになります。

正しい投げ方のポイント(ナチュラルフック)

  • アドレス時から手のひらは内側に向ける
     親指が10時〜11時の方向を向くように構えると自然な角度になります。
  • スイング中も手のひらはずっと体側を向いたまま
     途中で手首を返さず、そのまま自然に振り抜きます。
  • リリース時も手のひらが内側を向いたまま抜ける
     スナップやひねりを加えようとせず、指が自然に抜けていく感覚を大切にします。

この投げ方であれば、無理な力を入れずに、自然なフック回転をかけることができます。

よくある失敗と対策

  • 回転をかけようとひねってしまう
     → ナチュラルフックではひねりは不要です。手のひらの向きだけ意識しましょう。
  • ストレートにしかならない
     → 親指と中指・薬指が同時に抜けている場合や、手のひらが正面に向いてしまっている可能性があります。
  • スイングがブレてしまう
     → プッシュアウエイの方向に気を付け、レーンの板目に沿ったリラックスした振り子スイングを心がけましょう。

ナチュラルフックは、ストレートボールのような安定性を持ちながら、回転によるピンアクションも加わる「いいとこ取り」の投げ方です。

次のステップでは、さらに強い回転とキレのある曲がりを生む「リフトアンドターン」というリリース技術に挑戦していくことになります。ナチュラルフックで「手のひらの向き」「指の抜け方」「体のバランス」をしっかり身につけておくことが、その基礎となります。

2.2 リフトアンドターン(より強い回転で攻める本格的なリリース技術)

ナチュラルフックで手のひらの向きと自然な回転の感覚をつかめてきたら、次のステップとして習得したいのが「リフトアンドターン」というリリース技術です。これは、ナチュラルフックよりも強い回転と鋭い曲がりを生み出す、中級者以上を目指す方にとって重要な投げ方です。

リフトアンドターンとは?

「リフトアンドターン」は、ボールに**より強いリフト(持ち上げる動き)とターン(ボールの後ろから横への手の移動)**を同時に加えることで、ボールの回転数を増やし、より大きく・鋭く曲がる軌道を作る投法です。

  • ナチュラルフック:手のひらを内側に向けて自然にリリース
  • リフトアンドターン:ボールの後ろ側の下に指を入れて持ち上げながら、リリース時にボールの横側へターンをするリリース

この技術を使うことで、ピンへの入射角が深くなり、ピンアクションが一段と強くなるのが特徴です。

特徴とメリット

  • 強い横回転がかかる
     ボールの下からリフトしようとするので、強い回転でしっかり曲がります。
  • ピンアクションがより激しくなる
     回転数と角度が増すことで、入射角が大きくなり、ストライクの確率が高まります。
  • レーンコンディションへの対応力が高くなる
     オイルの使い方次第で、内側からでも外側からでも攻めやすくなります。

リフトアンドターンの基本動作

1. アドレス時のセッティング

  • 親指を12時の方向にセット(通常のフックボールは10時)
  • 手のひらがまっすぐレーンの方向を向くように構える

2. スイング中の維持

  • アドレスからリリース直前まで親指は12時の方向を維持
  • 身体の真横にボールが来るまで手首を返さない
  • スイング中も手のひらはレーン方向を向けたまま

3. リリースのタイミング

  1. 身体の真横にボールが来た瞬間(フォーワードスイング最下点)に親指を抜き始める
  2. 親指を抜きながら、手首を反時計回り(10時の方向)に回転させる(ターン)
  3. 先に親指が抜けてから、中指と薬指ですくい上げるように(リフト)

リフトアンドターンは、ナチュラルフックから本格的なフックボールへと発展するための大切なステップです。派手な曲がりや回転に憧れる気持ちは大切ですが、焦らず、まずは正確なフォームと安定したリリースを優先して練習しましょう。

この技術を身につけることで、ボウリングの世界がさらに深く、戦略的に楽しめるようになります。

2.3 バックアップボール

バックアップボールは、通常とは逆方向に曲がる珍しい投げ方です。右利きの人ならボールが右側に、左利きなら左側にカーブしていきます。独特の軌道でスペア処理などに活用されることもあります。

バックアップボールの特徴

この投げ方は、他のカーブ系とは異なる「逆回転」がかかるため、見た目も動きもユニークです。一般的には上級者向けの特殊なテクニックとされていますが、フックボールよりもバックアップの方が投げやすいという初心者がそのまま自分の持ち球として投球する例も多くみられるようになってきました。

主な特徴は次の通りです。

  • 通常の回転とは反対方向に曲がる
  • 慣れればスプリット対策やスペア処理に役立つ
  • 左右で有利不利なラインがある時に、戦略的に使える

逆方向に曲がる動きが、特定の状況で強みになる場面があります。

バックアップボールの投げ方と手の使い方

この投げ方は、手首や指の動かし方が通常とは反対になります。

  • 構えはストレート投法に似ている
  • リリース時にボールの内側に手を入れる
  • 指先を使って外回転を与えるように抜く

右利きの場合、通常は左に曲がりますが、バックアップでは右に曲がります。
つまり、逆方向に力をかけるため、手首の角度やタイミングがより繊細に求められます。

使いどころと注意点

バックアップボールは万能ではありませんが、以下のような場面で効果的です。

  • 右側に残ったピン(右利きの場合)のスペア処理
  • 直線的に狙いにくいスプリット時の工夫
  • 左投が有利なレーンコンディションの時に右投げの選手が使う

ただし、以下のような注意点もあります。

  • 手首や肘に負担がかかりやすい
  • 曲がり具合が安定しづらく、コントロールが難しい
  • 一般的な指導にはあまり取り入れられていないため練習環境が限られる

練習のポイント

バックアップを習得するには、ストレートとの違いを理解したうえで、徐々にフォームを変えていくのがコツです。

  • リリースの時にボールの内側に手を入れる
  • 親指と人差し指の間からボールをこぼすように回転を与える
  • 安定して曲げられるようになるまで無理せず練習を重ねる

通常とは逆の動きになるため、最初は軽いボールで試すのが安全です。手首の負担を軽減しながらコントロールの感覚を身につけていきましょう。

3. ボウリングの投げ方でも難易度が高い「ローダウン」とは


3.1 ローダウン投法の特徴

ローダウン投法は、ボウリングの中でも高回転と強いピンアクションを狙う上級者向けの投げ方です。一般的なリリースに比べて手首の動きが大きく、強烈な回転を加えることで、大きなフックと強いインパクトを生み出します。

ローダウンの最大の特徴とは?

この投法の特徴は、なんといっても「回転数の多さ」です。1投あたりのボール回転数が格段に上がることで、ピンに当たったときの力の伝わり方が変わります。

具体的な特長は以下の通りです。

  • 回転数が1.5〜2倍になることも
  • ボールが大きく曲がりながらピンに当たる
  • ピンが弾け飛ぶような強烈なピンアクションが得られる

特にオイルが多いコンディションでもしっかり曲がるのがローダウンの強みです。

ローダウンの投げ方とフォームの違い

通常のフックやカーブと大きく違うのは、リリースの瞬間に手首を掌屈状態から背屈することです。これにより、リリースの動きそのもので回転を与え、さらにボールが手に乗る時間が長くなり、その分回転エネルギーを加えやすくなります。

ポイントは以下の通りです。

  • リリースの前にカップリストを作っておく
  • リリースの瞬間にスナップを効かせてカップリスト(掌屈状態)からブロークンリスト(背屈状態)にしながらボールに回転をかける

その結果、ボールには上下+横方向の強烈なスピンが加わり、大きく曲がる弧を描きます。

ローダウンが向いている人・向いていない人

この投げ方はすべての人に適しているわけではありません。以下のような条件に当てはまる人に向いています。

向いている人:

  • 筋力があり、手首の柔軟性が高い
  • 既にフック投法が安定している
  • 高スコアや競技レベルを目指している

向いていない人:

  • 手首や肘に負担をかけたくない
  • 安定性を重視したい初心者
  • 長時間プレーする機会が多い

初心者がいきなりローダウンを真似すると、フォームが崩れたりケガをしやすくなるため、まずは基本的なフック投法の習得を優先するのが安心です。

3.2 ローダウンを練習するときの注意点

ローダウン投法を習得するには、通常の投げ方とは異なるフォームや力の使い方を理解し、段階的に練習することが重要です。無理をして取り組むと、フォームが崩れるだけでなく、関節に負担をかけてケガにつながるおそれもあります。

よくある失敗とそのリスク

ローダウン投法の練習でありがちなミスを3つ紹介します。

  1. 手首に無理な力を入れすぎて痛める
     →手首を無理に固定したまま回転を加えると、腱や関節を痛める原因になります。まずは手首を柔らかく使う意識を持つことが大切です。
  2. いきなりたくさん投げすぎる
     →いきなりたくさん投げすぎると故障の原因になります。できれば軽いマイボールを作って少しづつ、ゆっくりのペースで練習してください。
  3. 最初から全力投球をしてしまう
     →最初はなかなか正しい動きはできないものです。軽いマイボールでゆっくりと正しい動きを確認しながら投げましょう。できれば最初のうちは0歩や1歩投球で助走なしでリリースだけの練習をしてください。

特に最初は、無理に曲げようとせず、体の動きと連動した自然な回転を意識することが大事です。

安全にローダウンを習得するためのステップ

以下のステップで段階的に練習していくことで、無理なくフォームを身につけることができます。

  1. 軽いボールからスタートする
     筋力やフォームに自信がないうちは、10ポンド程度の軽量ボールから練習するのがおすすめです。
  2. リリース時の手首の角度だけに集中する
     最初から100点満点の投球はできないものと思ってください。まずはカップリストから武郎君リストへの動きだけに集中して、0歩か1歩で投球しましょう。
  3. 動画でフォームを確認する
     自分の投球をスマホなどで撮影し、手首の角度やタイミングを確認すると、上達が早くなります。
  4. 1投1投の感触をメモする
     回転数や曲がり方、感覚の違いなどを記録しておくと、改善点が明確になります。

練習時の心構え

ローダウンはすぐに身につく技術ではありません。だからこそ、焦らずに「成功よりも安定感」、けがをしないことを重視して練習することが大切です

特に大切なのは以下の3つです。

  • 無理な力で回転をかけない
  • 最初は軽いボールからスタートする
  • 疲労や痛みを感じたらすぐに練習を中断する

ローダウンは上級者の技術ですが、正しく練習すれば初心者でも安全に近づくことができます。

4. 投げ方の中でも異色の存在「サムレス投法」に注目


4.1 サムレスのやり方

サムレス投法とは、親指をボールの穴に入れずに投げる投げ方です。中指と薬指の2本だけでボールを保持し、回転をかけることで、フックやカーブに近い軌道を自然に作ることができます。サムレスは片手で投げる人と両手で投げる人(ツーハンダー)がいます。

サムレスの特徴とメリット

サムレス投法は、親指を使わないぶん回転がかかりやすく、高いフック性能を得られるのが特徴です。

主なメリットは次の通りです。

  • 自然に回転が加わるため、フックが投げやすい
  • 初心者がハウスボールでもそれなりに投げられる
  • 上達スピードが速い

特に手首の柔軟性に自信がない方でも、比較的簡単に曲がる投球が体感できます。

サムレス投法のやり方とフォームのポイント

サムレスで安定した投球をするには、正しい握り方とリリースタイミングを意識することが重要です。

  • 中指と薬指だけを指孔に入れる
     親指は入れません。中指と薬指を第1関節まで入れたら、あとはボールを手のひらに載せて構えます。
  • バックスイングは小さく小さく
     バックスイングはできるだけ小さくし、腰のあたりで止める感じで十分です。
  • リリース時に手のひらからこぼして回転を加える
     無理に回転をかけようとしないでも、手のひらからボールをこぼすようにすれば十分回転がかかります。 

サムレス投法に向いている場面

  • ボールを強く曲げたいとき
  • ピンアクションを最大化したい場面
  • オイルが多めで回転をしっかり使いたいコンディション

サムレスは、強力な回転が得られる反面、コントロールの難しさもあるため、スペア狙いよりは1投目のストライク狙いに向いています。

サムレス投法の注意点

次のような点に注意しながら練習することで、ケガを防ぎつつ安定感を高められます。

  • 最初は軽いボールから少しづつ重くしていきましょう
  • バックスイングが大きいと安定しない
  • 最初は短い助走からスタートし、スピードは徐々に上げていくようにしましょう

最初は10ポンド以下の軽めのボールで、ゆっくりとスイングとリリースの感覚を身につける練習から始めるのがおすすめです。

4.2 ケガや怪我リスクと対策

サムレス投法は回転をかけやすい反面、2本の指に負担が集中しやすく、ケガのリスクがあるため注意が必要です。事前に対策をして、安全に取り組みましょう。

起こりやすいケガ

  • 中指・薬指の関節や腱の炎症
  • 手首の痛みや腱鞘炎
  • スイングブレによる肩や肘への負担

ケガを防ぐための工夫

  • 軽めのボールから始めて慣らす
  • フィンガーサポーターやテーピングで保護
  • いきなりたくさんは投げない
  • 違和感があればすぐに練習を中断

痛みやしびれを感じたらすぐにストップし、無理のない練習が安全上達の基本です。

5. ボウリングの投げ方の種類に合った練習方法


5.1 ストレート・フック・カーブのおすすめ練習法

投げ方の種類によって効果的な練習内容は異なります。それぞれの特性を理解し、目的に応じた練習を取り入れることで上達が早くなります。

ストレートボール(ハウスボールの初心者)

  • スポット(床のマーク)を毎回同じ位置で狙う
  • リリースの高さとスイング軌道を一定にする
  • フォームを動画で確認し、再現性を高める

ショートフックボール(ナチュラルフック)

  • 手首の角度と親指の抜けを意識して投げる
  • オイルのある場所と乾いた場所を見極める
  • 力まずにできるだけ自然なフォームで投げる

カーブボール

  • 手首を使いすぎず自然な回転で投げる
  • 曲げる意識よりもフォームの安定を優先
  • 大きなカーブは徐々に習得する意識で取り組む

各投法に合った練習を継続することで、確実にスコアアップにつながります。

5.2 自宅や日常でできる体の使い方トレーニング

ボウリングの上達にはレーンでの練習だけでなく、日常生活での体づくりも重要です。特に下半身や体幹の安定は投球フォームの安定に直結します。

自宅でできるトレーニング

  • スクワット:投球時の踏ん張りとバランス強化
  • 片足立ち:軸足の安定性を高める
  • プランク:体幹を鍛え、スイングのブレを防ぐ
  • 手首回し運動:回転コントロールに役立つ

日常のちょっとした工夫

  • 階段の上り下りを意識して行う
  • ペットボトルで軽めのスナップ練習をする
  • 鏡の前でフォームの確認を習慣化する

5分でも続ければ、フォームが安定し、ケガ予防にもつながります。

6. まとめ


ボウリングにはさまざまな投げ方の種類があり、目的やレベルに応じて使い分けることが上達の近道です。正しいフォームと練習法を知れば、スコアは自然と伸びていきます。

投げ方の種類と特徴(おさらい)

  • ストレートボール(ハウスボール):コントロール重視、初心者向け
  • フックボール(ナチュラルフック):回転でピンを巻き込む、ストライク狙いに最適
  • カーブボール(リフトアンドターン):強い回転をかけ大きな軌道で破壊力アップ
  • バックアップ:逆回転で特殊なピン処理が可能
  • ローダウン:高回転・高威力、上級者向け
  • サムレス:初心者でも回転がかけやすく上達スピードが速い

自分に合った投法を見つけて、段階的に練習していくのが成功のポイントです。

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