ボールレイアウトの決定に欠かせない「PAP」って、いったい何なん?

ボールレイアウトの決定に欠かせない「PAP」って、いったい何なん?

どうも、幸田店の野々山です♪

さて今回ですが……皆様「PAP」って言葉はご存知ですか?

決してペンとリンゴとパイナップルのお話ではありませんよw(ベタだけど、絶対これ言う人いるんだもん)

マイボールを購入し、ドリルの相談をする時に「PAP」って話を耳にした事がある人も多いと思います。

でも実際、PAPってなんぞや!?

という方のために今回は「PAP」についてお話をさせていただきます。

PAPとは「ポジティブアクシスポイント」の略で、要は回転軸の事なのですが、ボールが回転する際に軸が2か所あるうち、投球後に目に見える側の回転軸をPAP、ボウラーの視点からは裏側にあるため見る事が出来ない側の回転軸の事をNAP(ネガティブアクシスポイント)と呼んでいます。

このPAPが、レイアウトを決定する際に非常に重要なものとなります。

ボールが曲がるために重要なのは摩擦力と遠心力だと言われています。

摩擦力は使用ボールのカバーストックの種類や表面加工の状態などで違いが出るのですが、遠心力についてはコアの働きによって決まります。

その遠心力の調整として一番重視されるのはボールのピン(ボールに必ずついている丸い目印)とPAPがどれだけ離れているかという事になります。

この画像の場合はピンからPAP(ちょうどバランスホールの開いている位置)までが4インチとなります。

※注:現在のボウリングルールではバランスホールのドリルは禁止されています。

このボールの場合は5インチになります。一般的な右投げの方の場合はPAPがグリップセンター(握る位置の中心)の右側にあるので、ピンの位置がさっきの画像より左側にあるこの球はピンからPAPの距離が離れる事になります。

一般的にはピンとPAPの距離が近いほどスキッド(直進距離)が短くなりやすく、遠いほどスキッドが長くなりやすいとされています。

ここまで書いた時点で「わけわからん」と思われる方も多いと思いますが、実はこれでも、まだまだレイアウトの理論のうちまだまだ序盤のさわりの部分だけなんですよね。

これ以上書くと話がどんどんマニアックになってしまうので、要点を申し上げると、レイアウトを決める際にPAPの計測はマストだというわけなんです。

厳密な話、PAPの位置というのはボウラーが100人いたら100人全員違う位置にあります。

なのでドリラーがプレイヤーのPAPを把握していないと「4インチで開けたつもりなのに、実際は5インチ以上離れていた」というような事が起きてしまうため、ドリルをする際には事前にPAPを測定する必要があります。

PAPの測定はドリラーに頼めば比較的簡単なので、お気軽に各店のドリラーにお申し付けくださいね!

まだまだ語りたい事、すごくいっぱいあるのですが、これだけでもまあまあの長文になってしまったので今回はこの辺りにしておきます。

これからもマニアックな話をなるべく敷居を低くして語るよう努力していきますので、どうかこれからも見てくださいね\(^o^)/

また今回の話がよくわからなかった方はもしよかったらドリラーに質問してみてください。大丈夫です。PAPを知らないドリラーなんていませんから(笑)

それでは最後に私野々山が自身のPAPを測っている動画を貼り付けて終わりにします。見てくださってありがとうございました\(^o^)/

PAPの測定風景は5分37秒頃から始まります

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