
許容値とスコアアップ効率のお話 前編
皆さん、こんにちは、こんばんは!
都留店担当の江川です!
久しぶりに長編になるので分割して書いていきますよ~
タイトルにある通り、「許容値」と「スコアアップ効率」の2つの話題について、まずは「許容値」をメインにお話していきます。

許容値とは何ぞや?
これは、公式に表に出してはいないデータをまとめて「許容値」と呼んでいるだけなので、名称はどうでもよいのですが、簡潔に言うと「そのボールでどこまでイン(またはアウト)でリリースができるか」です。
同じボールで、徐々に変化するコンディションに対して、コントロールに影響の大きい「速度と回転」は大きく変えないことを前提として、どれだけ横移動できるか、という指標になります。そして、その移動「できる・できない」も可不可の話ではなく、スコアリングに効率的か否かという事です。
ではこの「許容値」、どこでそんなデータを入手できるのでしょうか?誰かが発信しているのでしょうか?
それが…していないんです。
当然ですがボールの挙動というものはその時のレンコンや投球者の速度・回転数etc、気温や湿度などあらゆる要素が絡まりあって完成します。だから一概に「このボールでは〇枚より内側で投げないでください」とは言えるわけがありませんよね。
ですが、コンディションのパターンや変化の仕方・使うボールや投げ方・はたまた投球回数…様々な要素を原因として、この許容値の内外がはっきりとする場面は往々にして起こります。ボウラーがボールチェンジをするのにはこの許容値が大きく関わってきます。10ピンが飛ばないのももしかしたらこの許容値の外に居るからかもしれません。
では、その許容値を踏まえて一枚単位で常に境界線を意識すれば良いのか。一投たりともラインを割ってはいけないのか。
そう聞かれると、答えはズバリNO、です。
「出来るに越したことはない。だが、そこまで完璧にこなす必要もないし、その分のリソースを別のことに割いた方が遥かに効果的ではないか?しかし、軽視だけはしてはいけない」
要するに大体わかっていればいいんです!気楽に考えましょう!
それに、大体がどれくらいかはメーカーが提示してくれています。
それが、「適性コンディション」というヤツです。これを踏まえて、現状のコンディションが適性内に収まっているのか、それに自分の球速や回転数のバランスを加味して考えて、許容値の中に居るのか、外に居るのかが想像できるかが大事なのです。(ストライクが出るか出ないかではなく、あくまでも立ち位置、そして幅であったりヒット時の威力の善し悪しの話です)
色々試行錯誤して投げてもダメな時、なかなかピンが飛ばずに苦しい時に「許容値」の話を思い返して思考の種にしてほしいな、くらいの気持ちで書いていますし、これくらいでいいんです。
では、なんで「これくらい」でいいのかって…?
次回!スコアアップ効率のお話!
実はボウリングのスコア、そして総合的な実力というものはさまざまな比例的要素と対数関数的要素が掛け算されて出来ています。そこを紐解いていくと、なぜ「極める」ではなく「これくらいで」という言葉を使うのかが分かってくるはずです。「これくらい」の水準も低いものではありませんが…
☆ ☆ ☆
さて、最後まで読んでくれたあなたにとっておきのボールを紹介!
今回は「許容値」の広さに注目してピックアップしてみましたよ!
まずはベルモンテ監修の「FATE」!
こちらはかなりインサイドに対しての許容値が広く、オイルに強いNeX素材のおかげで回転数にプラスの補正を掛けてくれる感覚を得るでしょう。球速がある方も、シニア層の方も「ヘッドピンを抜けにくく、キレすぎない」安定感のある球を、オイル変化後のインサイドでも長く感じ続けられる一品となっております。
https://www.pro-p1.jp/?pid=171268284

続いてはオトクなセール中の「ステラ―」!
ブランズウィックのドライ~ミディアムの製品群に抜群の信頼を置いている私がぜひ推したいのはコチラです!
その適性の通り外側から、ロスの少ない良い威力でのピンヒットが狙えるボールですが、
案外インに入っても、ハイブリッドのカバーと対称のバルサマックス+ダイナミコアの立ち上がりの安定感で、オイル負けしない印象を持ちました。
インに入れば回転数と曲がりに少しの補正、アウトで投げれば球速と走りに補正を掛けてくれるような、困ったときに頼りたい心強いボールです!
https://www.pro-p1.jp/?pid=161609602

さて、長くなりましたが次回もお楽しみにしていただけると嬉しいです!
それではまた~(^▽^)/
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