許容値とスコアアップ効率のお話 後編
みなさまお久しぶりです!都留店担当の江川です!
年末年始のてんや&わんやでなかなか記事を作れず…書いた当人も前編の内容を忘れる始末。
前回のあらすじは是非とも前編の記事↓
を見ていただきたい所ではありますが簡単に。
リリース時の立ち位置や狙うラインについて、スコアアップにつながりやすい範囲が様々な要因で決まっていて、その内外はある程度意識・理解しながら投げましょうというお話でした。ざっくりすぎですかね
後編はスコアアップ効率をメインにお話ししていきます。
スコアアップには「効率の良い練習」「成長効果の大きい実戦」「スコアが伸びやすいボール選び・購入」など様々ありますが、今回触れるのは…
どこまで極めるか
についてです。
例えば、オープン率を30%から20%、10%、5%と下げていく練習をするとします。
そうすると、アベレージは大抵170⇒185⇒200…と上がっていきます。
理論では、そうなんです。しかし…
オープン率を下げていくうちに、「極めていく」うちに、様々な壁が立ちはだかります。
端的に言うと、30%⇒20%⇒10%と下げるたびに、同じ「10%」を下げるのが難しくなっていきます。
みなさんは、「オープン率を下げる」ために、どんな練習方法を思いつきますか?
・スペア率を上げるために対応するラインを覚える
・7ピン、10ピンカバーの練習をする
・ノーヘッドを減らす
このあたりが出来ると20~10%台までなら到達しやすいと思います。
が、その先に行くには…?
・スペアボールでカバーする(コンディションに左右されにくい)
・ポケットヒット率を上げる
・1投目で2本以上残さないようにする練習
・スプリットメイクできるコントロールを身に着ける
オープン率1ケタ台のボウラーはこの辺りが周りより出来ている人が多いです。これだけの壁を乗り越えてきた猛者なわけですね。
なかなか大変だと思いましたか?こんな苦労をして、進歩するのはほんの数パーセント。1つのことを極めるというのは、自分の総合力から離れれば離れるほど、効率が悪くなっていくものなのです。
それはなぜか?
自分の様々なスキルの、成長させる順番が違うからであって、得意不得意の均衡が大きく崩れてしまうためです。7ピン、10ピンカバーがめちゃくちゃ苦手な人がいくらポケットヒット率を上げても、それほどスコアは伸びないですよね?
このバランス感はとても大事で、「回転数:球速」「コントロール:球威」「ポケット率:ポケットヒット時ストライク率」などなど、どちらかを過剰に立たせようとするがあまり、スコアアップが苦しくなってしまうボウラーを度々見かけます。
「得意を伸ばす」「苦手を無くす」考え方がコーチングでは日常的に使われていますが、得意を一定以上極めるためには、今自分が苦手としているスキルが必要になることが往々にしてあります。
アベレージが伸び悩んでいる方は是非、苦手なところ、足りないところを成長させる練習をしてみてはいかがでしょうか。得意をさらに伸ばすカギにもなり、スコアアップの効果もより実感できると思いますよ!
それでは良きボウリングライフを☆彡