”これくらいで”を積み重ねて
みなさん、こんにちは、こんばんは!
柿田川店担当の江川です!
今回は、「めちゃくちゃ一番大事!」とか、
「超お役立ち!」とかみたいな感じの記事ではないのですが、
皆さんがボウリングを、何かしらの理由か、天寿を全うして辞めるまで、
心の片隅に忘れないでいてくれたらいいな、という記事になります。
ストライクは簡単、でも…
ストライク。
一投の、その瞬間だけ切り離してみれば「ストライク」というものが最高の結果になりますね。
そして、その「最高の結果」を手にするのは、案外容易い。
気づけば、ストライクが当たり前になっていく。
ですが、皆さんはボウリングの結果は何で計りますか?
多くの場合は10フレーム投げ切ったスコアであり、複数ゲーム投げ切ったアベレージですね。
案外容易いストライクでも、12回分、数ゲーム分、積み重ねていくのはとても難しい。
皆さんが一喜一憂する理由でもある訳です。
ひとつのストライクとスコアとの、結果の出しやすさの乖離に、あまりにも高い壁を無意識的に築いてしまって、挫折を味わう人も少なからずいました。
ストライクは「最高の結果」であって、「完璧な結果」でない。
100点の投球だって、99点の投球だって、80点でも、70点でもポケットに入ってストライクになることは稀ではありませんね。
これくらいでいい
私がレッスンやアドバイスや、何気ないタイミングでお話をしたボウラーの中には、高すぎる理想を掲げて―ある意味では抱えて―一直線に邁進している方もいました。
理想は理想として、悪いものではありません。大事なのは、その理想の前にはいくつもの小さな目標(中間点)があるかを理解していること。
理想の為にはスコアをいったん度外視することも大事だとよく言われますが、それも理想との距離が遠いと、ただスコアが出ずに苦しんでしまうことになる。好きな事で、そう苦しみたくはないですよね。
その為には、「これくらいで」と思うような事でも目標立ててクリアしていくこと。
この積み重ねで、気づけば理想に近づき、アベレージも上がっていく。こういう上達法もあります。
大きく曲げられなくてもいい。入射角が3°・4°あれば充分。
板目3枚通せなくてもいい。相性の良いボールの力を借りて7枚幅のあるボウリングをしましょう。
ストライク率が40%じゃなくてもいい。まずはポケットに8割投げ込む。
オールマークが当たり前じゃなくてもいい。まずはシングルピンのスペア率を9割に持っていく。
経験と成功を積み重ねていくうちに、いつしか自分にとってピッタリな投げ方が見えてきて、それが理想に塗り替わるかもしれません。遠くにある理想は必ずしも遠いままではありません。
そして諦めではない、緩やかに、確実に成長していくための「これくらいで」を胸に…
みなさん、よきボウリングライフを!!